これを受けて女性の人権を深刻化させる女性の割礼問題に強く声高に取り組んでいる国際救護開発NGOプランは、2月6日に「世界女性割礼撤廃の日」を迎え、女性の人権に対する関心を促した。
女性割礼とは、医療行為とは全く関係のない理由、または文化的慣習のために女性の生殖器の一部を切除し損傷を与える行為を指す言葉で、世界的に約2億人の少女と女性が割礼によって苦しんでいるという。
特に、女性の割礼は過剰出血、細菌感染、永久的な障害を誘発し、世界保健機関(WHO)は女性の割礼による経済的損失が毎年14億ドル(約1兆6000億ウォン)に達すると推算している。
NGOプランの関係者は「女性割礼は医療関係者が行っても絶対に安全ではなく、割礼行為に対する医学的正当性がない」とし「特に、少女と女性の自由と権利を剥奪するだけでなく、彼女たちの健康に深刻な危険をもたらし、長期的にとてつもない規模の経済的損失までもたらす」と弊害を伝えた。
これに対し国連は毎年2月6日を「世界女性割礼禁止の日」に指定し、多くの国々は女性人権を最も残酷な方法で統制し、ねじれた思考を強要するこの悪習を撤廃するため、女性割礼禁止法案を提出している。
しかし、新型コロナで家にいる時間が多くなり、少女たちは女性の割礼を含めたジェンダー暴力が増えていることが分かった。また、暴力予防と認識改善プログラムなど、国家レベルの統制と撤廃努力が手薄となり、女性への割礼行為が密かに拡散しているという。
このように、女性の割礼リスクが高まっている中、NGOプランは割礼を禁止する法律制定案に向けたキャンペーンや、子供をはじめ住民らの認識を改善する活動をさらに強化していく計画だ。
また、アフリカ・ソマリアではラジオ放送を通じて、女性の割礼慣習が女性の健康にどのような悪影響を及ぼすのかを知らせ、女性の割礼が宗教的根拠から求められるものではないことを明確にするなど、悪習を中断するように促す努力を続けている。
プランコリアの関係者は「誤った信仰の下で行われる女性の割礼と、苦しむ数多くの少女と女性が依然多い」とし「すべての少女と女性は自分の身体に対して自由でなければならず、本人が自ら決断を下せるようにしなければならない」と強調した。
また「今この瞬間にも割礼が盛んに行われている土地で恐怖に震えている多くの少女と女性を忘れてはならない。彼らが残酷で恐ろしい悪習の輪を断ち切り、未来に向かって進む女性になれるよう、女性割礼根絶のためにプランと共に声を高めてほしい」と伝えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 82