米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は4日、ハムギョンプクド(咸鏡北道)チョンジン(清津)港一帯の衛星写真を公開し、港内の漁船の大多数が1年以上漁業に出ていないものと分析した。
通常、清津港一帯には1000隻余りの漁船が停泊している。ただ漁業最盛期の5~11月には大多数の船が操業に出て港が閑散としていることが多い。
しかし昨年5~12月、清津港一帯には多くの漁船がみられた。メディアは別の月に比べ漁船の数が減りはしたが、依然として港に停泊している船が多かったと説明した。
これは漁業の最盛期にも操業に出た北朝鮮の漁船が例年に比べ多くなかったと解釈される。主な理由としては北朝鮮の「国境閉鎖」政策が挙げられる。
北朝鮮は昨年1月22日に新型コロナウイルス拡散防止のため国境の通行と外部交易などを全て統制している。北朝鮮の強硬な措置のもと北朝鮮内の漁業活動も縮小されたとの観測が出ている。
米韓経済研究所のトロイ・スタンガロン専任局長は、「北朝鮮当局は小規模貿易業に従事する者が国を出入りすると14日間隔離するようにしている」とし、「こうした規制が漁船にも適用されるなら船舶の運行は容易ではないだろう」と説明している。
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