法務部出入国・外国人政策本部が4日に明らかにしたところによると、5月31日現在、永住権が与えられている「F5」ビザを持つ外国人は1万5193人と集計された。内訳を見ると、古くから数代にわたり韓国に定住している華僑がほとんどの台湾国籍者が1万1866人で最も多く、次いで日本が2618人、中国が186人、ロシアが99人、米国が79人、タイが80人、カナダが46人で、その他国籍者は219人だった。
永住権を獲得した外国人の数は、2004年は509人、2005年は668人にすぎなかったが、2006年には2718人に急増し、今年は1月から5月の間だけで1236人がF5ビザを取得した。こうした傾向が続けば、今年だけで3000人以上の外国人が永住権を取得することになる見込みだ。また、帰化者に対する永住権取得者の比率も、2004年が7.1%(帰化7159人)、2005年が5.4%(帰化1万2468人)だったのが、2006年には36.4%(帰化7477人)、2007年はすでに30.1%(帰化4105人)と、急激に高くなっている。これは、長ければ数年間待つこともある帰化申請よりも、比較的手続きが簡単で、職業活動など韓国での生活に事実上制約がない永住権申請を選ぶ外国人が、昨年を境に増えているためと思われる。
F5は永住資格が与えられるビザで、取得した外国人は在留期間を延長する必要がなく、韓国内での就業などに制限を受けることもない。居住ビザのF2と似ているが、F2は一定期間ごとに延長する必要があり、韓国出国時には再入国許可を受けなければならない。申請資格は、韓国人と結婚し2年以上韓国に在留した外国人、200万米ドル以上を投資した外国人、滞在期間が3年以上の一定分野の技術資格証所有者、駐在・貿易・教授・会話指導などに従事する外国人で居住資格を持ち国内で5年以上滞在した外国人などとなっている。
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