国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の一員としてレバノンに派兵される韓国軍の平和維持団「東明部隊」の先発隊60人余りが、4日午後出発する。軍関係者が明らかにした。現地にはすでに船舶で装備や物資などが輸送されており、先発隊はこれを入手し、19日に出発する本隊の到着に備える予定だ。韓国が国連平和維持軍として派兵するのはソマリア、西サハラ、アンゴラ、東ティモールに続きこれが5度目、戦闘部隊の派兵は東ティモールに次いで2度目となる。
 先月21日に新設された東明部隊は、特殊戦司令部将兵を中心に、歩兵とこれらを支援する工兵、通信、医務、輸送、装備など総勢350人余りで構成されている。レバノン南部のティールからさらに東に5キロメートル離れた地域に駐留し、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの武器搬入や敵対行為を監視する任務を遂行する。平均9.5対1の競争率を突破し選抜された部隊員らは、韓国軍派兵部隊としては初めて、合同参謀大学PKO(平和維持活動)センターや、科学化戦闘訓練場などで教育を受けた。

 東明部隊の派兵は、イスラエルとヒズボラとの衝突を防ぐため、国連安全保障理事会が昨年採択した国連安保理決議案1701に基づくもの。現在、30カ国1万3000人余りがUNIFILの一環として平和維持任務に当たっている。


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