KBSが文大統領誕生日に「Song to the moon」放送し物議… ”ムン氏”に捧げる楽曲?(画像提供:wowkorea)
KBSが文大統領誕生日に「Song to the moon」放送し物議… ”ムン氏”に捧げる楽曲?(画像提供:wowkorea)
「空高く光るお月様よ/あなたの光はこの世界を照らします/あなたは広い世界を照らしながら/人々の人生を見おろしているのですね」

 このような歌詞の楽曲が、韓国の公営放送(日本の公共放送に相当)であるKBSの人気番組「開かれた音楽界」で、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の誕生日当日に流れ、物議をかもしている。

 KBS側は、文大統領の誕生日とは「無関係の選曲だった」と釈明した。

 「国民の党」パク・デチュル議員室が2日、KBSから受け取った資料によると、KBSは去る2016年から2021年1月25日まで、オペラ「Rusalka」に登場するこの曲を2回使用していた。

 最初に使われたのは2019年1月27日、その次は先月24日で、2回とも「開かれた音楽界」の放送で使用されていた。

 今回、問題視されているのは文大統領の誕生日当日、もしくは近い日付でこの曲がKBSで使用されていたという点。文大統領の誕生日は1月24日だ。

 文大統領は支持者らの間で「お月様(Moon)」と呼ばれ、同曲のタイトルと放送日をみると、KBSは意図的に文大統領の誕生日を祝福するために流したとの疑惑が浮上している。

 パク議員室はこの疑惑について確認するため、KBSに回答を要求。

 これに、KBSは「2019年1月の放送でこの曲を選曲した理由は、出演者であるソプラノ イ・ユンギョン教授が4曲を提案し、会議を通して『Song to the moon』を除く2曲を選択した。しかし、出演者側から1曲を変更したいとの連絡が入り『Song to the moon』を選曲した」と説明。

 また、先月24日の放送については「該当の放送回は”われわれの耳に聴き慣れた映画音楽”をテーマに構成された。『Song to the moon』も映画『ドライビング Miss デイジー』に挿入された有名な楽曲であるため、選曲した」とした上で「2回とも、SNS上で現在物議をかもしている疑惑とは全く関係ない」と強調した。


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