チェジュ(済州)、「月15回」以上バス乗車時に最大2万8600ウォンの特典 = 韓国(画像提供:wowkorea)
チェジュ(済州)、「月15回」以上バス乗車時に最大2万8600ウォンの特典 = 韓国(画像提供:wowkorea)
1日、済州島が公共交通機関を主に利用する道民たちの交通費の負担を減らすために「広域格安交通カード事業」を施行すると発表した。

 この事業は、国土交通部(国土交通省に相当)で政府の国政課題として推進されている公共交通機関を長期的に利用する道民の交通費の負担を減らす事業である。

 済州に住民票を置く、満19歳以上の道民であれば誰でも申請が可能であり、広域格安交通カードのホームページからカードを発給することができる。

 広域格安交通カードは、スマートフォンに「広域格安交通カード マイレージアプリ」をインストールして、カードを登録した後に使用すれば良い。家を出発する時にスマートフォンのアプリで「出発」ボタンを、目的地に到着したら「到着」ボタンを押せば良い。

 広域格安交通カードでバスを利用する場合、最大44回までマイレージを積立できる。

 1回あたりのマイレージ積立基準は、バス料金の等級に応じて適用される。バス料金2000ウォン(約180円)未満は250ウォン(約20円)、2000ウォン(約180円)~3000ウォン(約280円)は350ウォン(約30円)、3000ウォン(約280円)以上は450ウォン(約40円)である。

 また低所得者層(生活保護受給者)の青年(満19歳~34歳)はバス料金により、350ウォン(約30円)、500ウォン(約45円)、650ウォン(約60円)が積立られる。

 これにより低所得者層の青年である場合、月に最大2万8600ウォン (約2600円)の特典を受けることができる。

 しかし、公共交通機関活性化のため月15回以上バスを利用する場合に限り、この特典を受けることができる。またマイレージの積立にはバス乗車の前後に、徒歩または自転車で移動した距離が800メートル以上必要で、800メートル未満の場合、移動距離に比例して積立られる。

 またPM2.5非常低減措置発令時には2倍のマイレージが積み立てられる。

 毎月積み立てられたマイレージは、カード別に請求し割引もしくは換金できる。

 イ・ハクスン 済州島交通航空局長は「今回の広域格安交通カード支援事業は、公共交通機関の利用客に対し積極的にPRして道民の交通費の負担を減らし、公共交通機関の利用活性化を図っていく。」と述べた。

 一方で、昨年の済州地域の輸送負担率は、乗用車54.4%、バス14.7%、タクシー6.8%である。また徒歩や自転車など(その他を含む)は24.1%である。
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