新規感染者数は前日(355人)に続き2日連続で300人台を記録し、流行の「第3波」が本格化し始めた昨年11月23日(271人)以来、70日ぶりの低水準となった。だが、これには休日のため検査件数が平日より大幅に減った影響が大きいとみられ、感染拡大の勢いが衰えたとは言い切れない状況だ。
プロテスタント系宣教団体「IM宣教会」の施設で起きた集団感染に加え、大型総合病院、療養施設、家族や知人同士の集まり、スポーツ施設、職場などでの感染が相次いでおり、感染再拡大の懸念は残る。
このため、政府は首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)で上から2番目の第2.5段階、首都圏以外の地域で第2段階としている現行の防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを14日まで延長することを決めた。5人以上の私的な集まりも引き続き禁止する。
新たに確認された市中感染者285人を地域別にみると、ソウル市が104人、京畿道が89人、仁川市が11人と、首都圏が204人を占めた。
首都圏以外の地域では光州市が32人、釜山市が15人、大邱市が9人、江原道が8人、忠清北道が5人、慶尚北道と慶尚南道がそれぞれ4人、忠清南道が3人、全羅北道が1人だった。
主な感染事例を見ると、IM宣教会に関連してこれまでに計379人の感染が確認されたほか、ソウル市の2か所の総合病院に関係してそれぞれ計31人、計5人の感染が判明した。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは20人で、うち6人は空港や港湾での検疫で判明し、14人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から5人増えて計1425人となった。韓国国内の平均致死率は1.82%。重篤・重症患者は前日から4人減り、225人となっている。
日曜日だった1月31日の検査件数は2万1024件で、前の日に比べて3266件少なかった。金曜日だった同29日(4万7268件)と比べると半分以下だ。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40