韓国のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長は、世界貿易機関(WTO)の通商相会議に参席し、韓国が準備中である「貿易と環境イニシアティブ」の提案計画を紹介した。

ユ本部長はきのう(29日)、オンラインで開催された非公式のWTO通商相会議で「新型コロナウイルス感染症など 人類が共通して直面している危機に、全世界的連帯と協力の必要性が強調される中、環境・保健など新たな通商懸案が急浮上している」と語った。

WTOは毎年1月末、スイス・ダボスでの世界経済フォーラムとともに、非公式で通商相会議を開催するが、今年は新型コロナの影響により オンライン形式で約20か国あまりの通商相たちが参席する中 開催された。

ユ本部長は「今年 予定されているWTO閣僚会議は、対外的にWTOの価値と役割・方向を提示することのできる転換点となる」とし「会議の成功的な開催のためには、早期に会議開催の日時と方式への合意が導かれる必要性がある」と強調した。

韓国は近いうちに WTOに関する論議で、関税・非関税の障壁の緩和を通じた環境商品と環境サービス市場の開放促進法案などが盛り込まれた「貿易と環境イニシアティブ」を提案する計画である。

ユ本部長は このことを紹介し「加盟国の活発な参加を通じて、WTOが環境分野の論議を主導的にリードしていくことを期待する」と伝えた。

また「現在 論議中である“貿易と保健イニシアティブ”を基に、WTOが医療物資の受給円滑化に貢献するべきだ」と語った。

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