慶尚北道の浦項市庁前に設置された新型コロナウイルスの専用検査所=27日、浦項(聯合ニュース)
慶尚北道の浦項市庁前に設置された新型コロナウイルスの専用検査所=27日、浦項(聯合ニュース)
◇新規コロナ感染者497人 前日より減少も宗教施設で拡大 中央防疫対策本部は、28日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から497人増え、累計7万6926人になったと発表した。市中感染が479人、海外からの入国者の感染が18人だった。1日当たりの新規感染者数は27日(559人)に比べ62人減ったものの、2日連続で500人前後となった。プロテスタント系宣教団体「IM宣教会」が運営する教育施設での集団感染が拡大しており、当分の間、感染者の増加は避けられない見通しだ。 ◇幼稚園・小学校低学年の通常登校可能に 始業式・大学入試日程変更なし 教育部が発表した「2021年学事・教育課程運営支援策」によると、幼稚園生と小学校1~2年生は新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」の第2段階で定められた学校の登校人数制限の対象から除外され、毎日登校できるようになる。新学期は予定通り3月から始まる。11月第3週に予定されている大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)は、新型コロナウイルスの感染状況が悪化しても延期せず実施する。◇社会的距離確保のレベル調整案 週末へ発表先送り 政府は今週末に、新型コロナウイルス感染症の流行「第3波」を受けて強化してきた防疫対策「社会的距離の確保」のレベルの調整案と関連措置を発表する。当初は29日に発表予定だったが、1日当たりの新規感染者数が再び増えていることから、もう数日かけて状況を見極めたい考えだ。政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は28日、「現在の感染者発生状況に対する分析と判断が必要と思われる。週末まで見守った上で(社会的距離確保レベルの調整案を)発表する予定だ」と明らかにした。◇サムスン電子 23年までの年間配当9150億円に引き上げ サムスン電子は、21~23年の株主還元政策と20年の決算配当を発表した。今年から23年まで、普通配当の規模を年間9兆8000億ウォン(約9150億円)に引き上げる。また、18~20年の株主還元政策で発生した財源で、特別配当を含め計13兆ウォンに上る配当を行うことを決めた。同社は、新型コロナウイルスによる不確実性と個人・新規投資家を考慮して特別配当を決定したと説明した。
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