政府はプロテスタント系宣教団体「IM宣教会」が運営する教育施設で集団感染の拡大を抑えるため、全国の関連施設に対して一斉検査を行い、別途防疫規則を設けたが、当分の間感染者の増加は避けられない見通しだ。
政府はこのような要因を考慮し、防疫対策「社会的距離の確保」のレベル(首都圏は上から2番目の第2.5段階、首都圏以外は第2段階)の調整と5人以上の私的な集まりを禁止する措置の延長是非を29日に決定する方針だ。
新たに確認された市中感染者479人を地域別にみると、ソウル市が102人、京畿道が116人、仁川市が40人で、首都圏が258人を占めた。
首都圏以外の地域では釜山市が53人、光州市が44人、慶尚北道が43人、忠清北道が24人、慶尚南道が19人、大邱市が10人、全羅南道が8人、江原道が6人、蔚山市が5人、大田市と忠清南道がそれぞれ4人、全羅北道が1人だった。
主な感染事例をみると、IM宣教会が運営する大田市の非認可教育施設「IEM国際学校」に関連する感染者は176人に増え、光州市の同施設「TSC国際学校」と教会に関連して147人の感染が確認された。
このほか、ソウル市内では福祉施設で12人、療養施設で11人の感染者が発生し、釜山市内の療養型病院では41人が陽性判定を受けた。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは18人で、うち7人は空港や港湾での検疫で判明し、11人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から8人増えて計1386人となった。韓国国内の平均致死率は1.80%。重篤・重症患者は前日から19人減り、251人となっている。
27日の検査件数は5万2942件で、前の日に比べて6458件多かった。
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