ソウル市議会の李ユン泳(イ・ユンヨン)議員がソウル市から入手した「ソウル観光競争力強化に向けた外国人マーケティング調査」の結果資料によると、ソウルを訪れた外国人が「ソウル」と聞いてイメージするものは「キムチ」が20.7%で最も多かった。次いで「親切」(7.6%)、「ショッピング」(3.1%)、「プルコギ」(2.8%)、「オリンピック」「ドラマ」(各2.5%)、「ソウルタワー」(2.0%)、「ワールドカップ」(1.7%)などが続いた。
この調査はソウル市が世論調査機関のワールドサーチに依頼し、5月29日から6月10日まで、仁川空港から出国する外国人1115人(日本語圏200人、中国語圏500人、英語圏350人、その他65人)を対象に実施した。
ソウルを訪問した動機は、ビジネス活動が26.9%で最も多く、「周りの人から観光を勧められて」が26.4%、「友人・知人を訪ねて」が15.2%、「韓流文化体験」が14.5%、「ショッピング」が9.3%、「展示会などイベント参加」が5.1%などとなった。
主な訪問先(複数回答)では、日本語圏の観光客は明洞(68%)、南大門市場(65.5%)、東大門市場(52.0%)の順で多く、中華圏からの観光客は東大門市場(74.4%)、明洞(72.0%)、南大門市場(50.0%)の順となるなど、ショッピングスポットの人気が高かった。これに対し英語圏からの訪問者は、仁寺洞(56.6%)、南大門市場(47.4%)、古宮(44.0%)となり、伝統文化に対する関心が高いことが示された。
ソウル訪問に対する満足度調査では、79.1%が満足したと答え、特に英語圏とその他地域からの観光客は「とても満足」との回答が51.4%と高い評価を得た。満足に思う部分は、出入国手続き、食べ物、親切さなどが挙げられた。これに対し、観光情報、観光費用、意志の疎通などでは相対的に不満の声が多かった。
ソウルの観光競争力を、東京、上海、シンガポール、香港、バンコクなどアジアの主要7都市と比較する質問では、気候・天気と観光客の治安でソウルが1位となったが、観光内容と比べた費用は6位、意思の疎通、自然観光ではそれぞれ5位となり、競争力が低いと評価された。
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