16日、防疫当局と全国地方自治体によると、前日(15日)0時基準で韓国国内のコロナの累積検査数は497万8075人を記録した。一日平均5万〜6万人、週末にも3万〜4万人ずつ検査を受ける点を考慮すれば、この日の午前0時基準で検査を受けた人数は500万人を突破したと推定される。
同じ期間の累積感染者は7万1241人を記録しており、陽性率は1.43%である。死亡者は1217人で、致命率は1.71%である。死亡者はほとんど高齢の基底疾患者に集中している。
韓国では、第3次流行のピークを過ぎ、政府は営業禁止業種のうち、一部を除いて、営業制限も緩和する案を検討している。深刻な打撃を受けた企業の経営者・小規模事業者たちのための措置だが、防疫面では再流行の懸念が少なからず出てくる。
一方、政府は、来月末頃から順次コロナワクチンの接種を計画している。医療スタッフ、高齢者などをはじめ11月にまでに全国民のワクチン接種を完了するという目標だ。ワクチン接種により集団免疫が形成されれば、コロナの脅威から抜け出すことができると期待されている。
ただし接種後に抗体の形成にかかる時間と、ワクチンの効果が現れない事例、0〜18歳の小児・青少年が除外されることなどを考慮すると、年内の集団免疫形成は断言できない。また、予防ワクチンではなく、治療ワクチンの開発にはより時間がかかるとみられ、今年いっぱいまではマスクのない日常を取り戻すのは難しい見通しだ。
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