新年に入ってからの1日当たり新規感染者数は、1日と4日に1000人を上回った以外、ほかの4日間は600~900人台で、一時の高止まりに比べると感染拡大はやや落ち着いたようにもみえる。だが、先月31日からの1週間の新規感染者数は1日平均833.6人となお多い。
高齢者が多い療養型病院、矯正施設などで新たなクラスター(感染者集団)が発生すれば、新規感染者が再び急増する恐れがある。政府は防疫対策「社会的距離の確保」(全5段階のうち首都圏は上から2番目の第2.5段階、首都圏以外の地域は第2段階)と「特別防疫対策」、とりわけ全国で5人以上の集まりを禁じる措置を通じて引き続き感染拡大に注力している。
この日の新規感染者のうち、市中感染は809人で、前日(672人)から137人増えた。地域別にみると、京畿道が269人、ソウル市が263人、仁川市が35人で、首都圏が567人を占めた。首都圏以外の地域では釜山市が38人、光州市が30人、慶尚北道が28人、慶尚南道が26人、忠清南道が23人、全羅北道が22人、大邱市と忠清北道がそれぞれ21人、江原道が16人、大田市が8人、済州道が5人、蔚山市が2人、世宗市と全羅南道がそれぞれ1人だった。
宗教施設に関連した感染者が増えている。慶尚北道尚州市のキリスト教系の宗教団体を起点としたクラスターは全国に広がる様相だ。また、首都圏では京畿道竜仁市の教会に関係した感染者が94人に増えた。同道水原市の教会や忠清南道牙山市での聖書勉強会に関する感染者も確認された。
医療機関と療養型病院での感染確認も続いている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは31人だった。このうち6人は空港や港湾での検疫で判明し、25人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から20人増えて計1027人となった。韓国国内の平均致死率は1.56%。重篤・重症患者は前日より25人増え、411人となっている。
5日の検査件数は6万5508件で、前の日に比べて2756件多かった。
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