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韓国 けさのニュース(1月5日)
◇イランでタンカー拿捕 韓国海軍駆逐艦が現地に到着 韓国船籍のタンカーがホルムズ海峡近くのペルシャ湾でイラン革命防衛隊に拿捕(だほ)されたことを受け、韓国政府が緊急派遣した海軍「清海部隊」の駆逐艦「崔瑩」(4400トン級)が5日未明(日本時間)、ホルムズ海峡の近海に到着した。同艦はオマーン・マスカット港の南海域で作戦を遂行中、ホルムズ海峡に緊急出動。バーレーンにある合同海上部隊などと協力し、対応に当たる方針だ。タンカーには船長を含む韓国人5人やミャンマー人11人、インドネシア人2人、ベトナム人2人の計20人が乗船している。 ◇不動産市場の安定へ 政府が強い覚悟 政府が新年早々、不動産市場の安定に注力する構えを見せている。経済副首相を兼任する洪楠基(ホン・ナムギ)企画財政部長官は4日の仕事始め式で、あらゆる政策力を用いて不動産市場を必ず安定させると表明した。卞彰欽(ピョン・チャンフム)国土交通部長官も不動産市場を安定させて国民の懸念を和らげると述べた。KB国民銀行の住宅関連統計によると、2020年12月の最終週に全国のマンション売買価格は0.28%上昇するなど、市場の熱気は冷める気配がない。年末年始の世論調査で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が低下したのも不動産政策に対する不満が主因の一つとされる。4月のソウル市長、釜山市長の補欠選挙を控え、住宅価格の高騰に歯止めをかける必要があり、政府の対策が注視されている。◇文大統領が閣議主宰 小規模事業者に資金支援へ 政府は5日午前に文大統領の主宰で閣議を開き、2021年度(1~12月)一般会計の目的別予備費支出案を決定する。支出案は、新型コロナウイルス感染症の流行第3波の打撃が大きい小規模事業者、雇用形態が不安定な業種、フリーランサーなど580万人への総額9兆3000億ウォン(約8830億円)の資金援助を盛り込んだ。◇コロナ流行 酒・たばこの消費が過去最多に 韓国銀行(中央銀行)によると、20年7~9月期の家計の消費支出で酒・たばこの支出額は4兆2975億ウォンと前年同期比6.2%増加し、1970年の統計開始以来、最多となった。同部門の支出額は昨年1~3月期に過去3番目(当時)の大きさ、4~6月期は同2番目(同)と高水準で推移してきた。新型コロナウイルス流行下の生活でのストレスに加え、防疫対策「社会的距離の確保」が強化され、酒・たばこの消費が増えたとみられる。