現代自動車の「グレンジャー」(資料写真)=(聯合ニュース)
現代自動車の「グレンジャー」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国完成車メーカー5社が4日に発表した昨年の販売台数は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な自動車需要の萎縮で前年比13.6%減少した一方、オートキャンプの人気など国内市場の好調に支えられ、国内販売は2002年以来18年ぶりに160万台を上回った。  現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の5社による2020年の国内・海外販売台数は計728万3915台で、そろって前年比減少した。 一方、国内市場は19年(153万3166台)に比べ4.8%増加し、2002年(162万868台)以来18年ぶりに最多販売記録を更新した。双竜自動車を除く4社は国内市場での販売台数が前年比増加した。 現代自動車は02年(79万4台)以来最多の78万7854台、起亜自動車は過去最多記録となる55万2400台を売り上げた。 現代自動車の大型セダン「グレンジャー」は、1986年の第1世代発売後、過去最多の14万5463台を売り上げ、4年連続で国内市場1位、年間販売台数10万台を記録。高級車ブランド「ジェネシス」は計10万8384台を売り上げ、年間販売台数10万台を突破した。  起亜自動車のセダン「Kシリーズ」は計15万6866台が売れ、最多販売記録を更新した。 多目的レジャー車(RV)「ソレント」も02年の第1世代発売後、最多販売台数を記録した。 これにより、国内販売台数のトップ10を全て現代・起亜自動車の製品が占めた。 韓国GMはRV「トラバース」と商用車「コロラド」がそれぞれ前年比379.2%、291.7%増加し、国内販売が8.5%増加した。 ルノーサムスンはスポーツタイプ多目的車(SUV)「QM6」と小型SUVの「XM3」が国内市場をけん引し、前年比10.5%成長した。 双竜自動車の国内販売台数は8万7888台にとどまり、前年比18.5%減少した。ただ、同社はSUV「チボリ エア」「レクストン」など新モデルの発売で下半期からは一昨年並みの水準に回復していると説明した。  海外販売は海外工場の生産減少などの影響で5社ともにマイナス成長となり、前年比17.7%減少した。 現代自動車(295万5660台)と起亜自動車(205万4937台)の海外販売はそれぞれ19.8%、8.7%減少した。韓国GMは62万6528台で前年比26.0%減少した。双竜自動車も1万9528台にとどまり、28.8%減少した。 ルノーサムスン自動車の輸出は電気自動車(EV)の「トゥイージー」(1453台)が前年比103.2%増加したが、SUV「QM6」と受託生産している日産の北米向けSUV「ローグ」が減少し、19年に比べ77.7%急減した。
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