韓国首相「累積感染者の40%、ここ1か月間で発生…最大の瀬戸際」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「累積感染者の40%、ここ1か月間で発生…最大の瀬戸際」(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セギュン(丁世均 )首相は30日、「療養病院や宗教施設などの集団感染が続く中、年末年始の移動や集まりが増加すれば感染者が急増する可能性が十分にある」とし、「特別対策機関と『社会的距離の確保』段階が終了する今回の週末以後、防疫戦略を緻密に準備しなければならない」と強調した。

丁首相はこの日午前、ソウル市庁で新型コロナウイルス対応の中央災難安全対策本部会議を主宰し、「政府は感染者の推移、検査力量、医療対応余力を総合的に考慮し、防疫対策を熟考する。対策本部は各部署、自治体の専門家と深く議論し対案を準備する」と述べた。

室内5人以上の集まりの禁止、冬のスポーツ施設の運営中断、観光名所の集合禁止などを含んだ年末年始の防疫対策は、来年1月3日に終了する。首都圏の防疫レベル2.5段階、非首都圏の2段階も同じ日に終了する。

政府は今週末まで感染者の推移などを考慮し、防疫レベル調整の可否を決定する計画だ。

丁首相は、「新型コロナウイルスが初めて発生してからわずか1年で全世界の感染者が8000万人を超え、世界人口の1%が感染した。われわれの場合、人口対比感染者の割合は相対的に低いが、累積感染者の約40%がここ1か月間に発生しており、今回の流行が最大の瀬戸際となっている」と、徹底した防疫を求めた。

そして、「今日から中部地方を中心に氷点下20度まで気温が下がる寒波予報が出ている。悪条件の中でも防疫現場で医療陣、軍人、警察、消防官、公職者など多くの方が献身している。深く感謝する」とし、「防疫当局と各自治体は現場勤務者が防疫にだけ専念できるよう十分に支援してほしい」と述べた。
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