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サムスントップの差し戻し審 きょう結審=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告らへの贈賄罪などに問われたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告の差し戻し審の論告求刑公判が30日、ソウル高裁で開かれる。 李被告は朴被告と長年の知人に対し、グループ経営権の継承などを支援する見返りとして賄賂を渡した罪などで起訴された。 一審は李被告の罪の一部を有罪と認め、懲役5年を言い渡した。二審は一部の罪を無罪とし、懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡し、李被告は釈放された。大法院(最高裁)は昨年8月、二審で無罪としたものの一部は有罪とし、審理をソウル高裁に差し戻した。 差し戻し審は昨年10月に初公判が開かれ、サムスンの「順法監視制度」を量刑に反映する方針を示した。事件を捜査した特別検察官はこの方針に反発し、裁判官の交代を要求。今年9月に大法院が棄却し、10月に差し戻し審が再開された。 論告求刑公判から判決公判までは通常約1カ月かかるため、李被告が再び収監されるかどうかは来年初めに結論が出る見通しだ。