韓国　きょうのニュース（１２月２８日）

◇初めてコロナ変異種を確認　２２日に英から入国した３人　　中央防疫対策本部は２８日、英ロンドンから２２日に入国した家族３人について、新型コロナウイルス変異種の感染が判明したと発表した。韓国で変異種の確認は初めて。◇コロナ新規感染者　６日ぶり８００人台　中央防疫対策本部は、２８日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から８０８人増え、累計５万７６８０人になったと発表した。市中感染が７８７人、海外からの入国者の感染が２１人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（９７０人）に比べ１６２人少なく、２日連続で１０００人を下回った。２２日（８６７人）以来、６日ぶりの８００人台で、１４日（７１８人）以来２週間ぶりの低水準となった。ただ、クリスマスだった２５日からの３連休中に検査件数が減った影響もあるとみられ、感染拡大の勢いが鈍化したとは言い切れない状況だ。◇与党　来年９月までの「コロナ集団免疫獲得」目標に　与党「共に民主党」が、来年９月までに国民が新型コロナウイルスの集団免疫を獲得することを目標にしていることが分かった。同党の関係者は「医療従事者や高齢者など（ワクチンの）優先接種対象者は２月、一般市民は４月から接種を開始できる」とし、９月には集団免疫の獲得が終わるとの見通しを示した。これまでに製薬会社との契約が完了したか今後契約する予定のワクチンは計４６００万人分で、政府はこれ以外にも交渉を続けるという。◇来年から総合不動産税・譲渡税引き上げ　高校は全面無償教育に　企画財政部は、３６の政府機関による来年の政策変更内容をまとめた冊子を発刊した。住宅の複数保有者を中心に総合不動産税や譲渡所得税など不動産の税負担を重くする。高校については全面無償化を実施する。検察と警察を対等な存在と規定する刑事訴訟法が施行され、生活安全や女性、青少年を担当する自治警察制度が導入される。◇文大統領の支持率３６．７%で再び最低　不支持は５９．７%　世論調査会社、リアルメーターが発表した文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は再び就任後最低となった一方、不支持率は６０%に迫って最高を更新した。文大統領の支持率は前週より２．８ポイント下落し、同調査で就任後最低を記録した今月第２週と同じ３６．７%となった。不支持率は２ポイント上がった５９．７%で、過去最高を更新した。支持率と不支持率の差は２３．０ポイントに広がった。◇次期大統領選候補の支持率　尹検事総長が首位　リアルメーターが実施した次期大統領選挙（２０２２年）への出馬が予想される人物の支持率調査で、尹錫悦（ユン・ソギョル）検事総長が前月より４．１ポイント上昇した２３．９%で首位となった。尹氏が同調査の対象になった６月以降、単独首位になるのは初めて。与党「共に民主党」代表の李洛淵（イ・ナギョン）前首相と同党所属の李在明（イ・ジェミョン）京畿道知事はそれぞれ２．４ポイント、１．２ポイント下落し、いずれも１８．２%となった。