ソウル東部拘置所で新型コロナ陽性判定を受けた収容者らの移送開始(画像提供:wowkorea)
ソウル東部拘置所で新型コロナ陽性判定を受けた収容者らの移送開始(画像提供:wowkorea)
ソウルの東部拘置所で新型コロナウイルスの陽性判定を受けた収容者に対するキョンブク(慶北)北部第2刑務所、別名チョンソン(青松)刑務所への移送が28日午前開始された。

この日午前9時28分頃、拘置所内の感染者を乗せたバス5台が警察に護送されながら青松刑務所へ向かって東部拘置所を出発した。

東部拘置所にはこの日午前7時から感染者を移送するためのバス約10台が到着し、このうち5台が先に出発した。午前9時35分現在、残りの感染者らがバスに乗車している。

東部拘置所から青松刑務所までの距離は約280キロメートルだ。道路が混んでいなければ約3時間かかる距離で、先に出発したバスは午後12時30分頃に青松刑務所に到着するものとみられる。

この日移動する感染者の数はまだ正確に明らかにされていない。27日午前0時基準、東部拘置所関連の感染者は522人だ。

疾病管理庁の疫学調査の結果、東部拘置所の収容者487人、従事者21人、感染者の家族20人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けている。

このうち高齢者、基礎疾患者などを除いた約400人が青松刑務所に移動するものとみられる。

移送は青松刑務所にある約500室の独居房を利用し感染者を隔離するためだ。

前日、法務部(法務省に相当)関係者は、「青松刑務所には約500室に達する独居房があり、隔離ができるというのが(移送の)最も大きな理由」だとし、「新型コロナウイルス陽性判定を受けた収容者のうち高齢者、基礎疾患者は東部拘置所に残ることになる」と説明した。

法務部は今回の移送に備え、青松刑務所に既存の医療人力のほか、追加の医療人力も派遣した。青松刑務所で完治判定を受けた収容者は東部拘置所に戻ることになる。

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