南東部の慶尚北道浦項市内に設けられた新型コロナウイルスの臨時診療所=27日、浦項(聯合ニュース)
南東部の慶尚北道浦項市内に設けられた新型コロナウイルスの臨時診療所=27日、浦項(聯合ニュース)
◇コロナ防疫レベル引き上げ延長 感染拡大収まるか 新型コロナウイルスの流行の「第3波」の収束の兆しが見えない。全国各地でクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、クリスマスの連休(25~27日)も1日当たりの新規感染者数が大幅に増加した。政府は感染拡大を抑え込むため、28日に終了予定だった防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを首都圏では上から2番目の第2.5段階に、首都圏以外の地域では第2段階に引き上げた措置を来年1月3日まで6日間延長することを決めた。1月3日までに感染拡大の勢いが収まらない場合は、首都圏などのレベルを最も高い第3段階に引き上げることも検討するとみられる。◇小規模事業者らに最大28万円 政府が支援金給付へ 政府は新型コロナウイルスの感染拡大により被害を受けた小規模事業者・自営業者に店舗賃料を含め最大300万ウォン(約28万円)を給付することを決めた。対象は特殊形態勤労従事者やタクシー運転手など、労働基準法の保護を受けない個人事業者に対する支援金や育児を行う世帯の負担軽減策と合わせると580万人に増える。給付規模は計5兆ウォンを超える可能性がある。◇コロナで休廃業 カラオケ・ゴルフ練習場など最多 政府系シンクタンク、韓国開発研究院(KDI)が作成した報告書によると、新型コロナウイルスの感染が拡大した4~7月期に休業・廃業率が前年同期比で最も高かった業種はカラオケボックス、ゴルフ練習場、個室ビデオ店であることが分かった。一方、薬局、眼鏡店、コンビニエンスストアなどは政府や自治体からの支援金などによる消費が増え、休業・廃業率が下がった。◇EV欠陥の報告急増 調査インフラ拡充急務 電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)などエコカーの普及が拡大する中、車両の製造上の欠陥が報告されるケースが急増していることが分かった。自動車リコールセンターが今年1~11月に受け付けたEV欠陥の報告は276件で、2016年(6件)に比べ46倍に増加した。また、現代自動車のEV「コナ・エレクトリック」が車両火災により相次いでリコール(回収・無償修理)を実施するなど、EVの安全性に対する不安が高まっており、エコカーの欠陥調査を行う専門家の拡充が急がれるとの指摘が出ている。
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