韓国の対英 輸出入規模と、輸出入の上位5品目(画像提供:wowkorea)
韓国の対英 輸出入規模と、輸出入の上位5品目(画像提供:wowkorea)
英国とヨーロッパ連合(EU)間でブレグジット(英国のEU脱退)の手続きに終止符が打たれた中、韓国では このことによる これからの英国との通商・交易環境において、どんな影響が出てくるのか注目されている。

しかし ブレグジット後に備えた韓国・英国間の自由貿易協定(FTA)は すでに締結されており、また 韓・英間の交易の比重は それほど高くないことから、通商・交易環境に与える影響はそれほど大きくないだろうという見方が大半を占めている。

韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)は、来年1月1日を起点として韓・英FTAが公式発効されると、今日(28日)伝えた。

韓・英FTAは、ブレグジットに備えて 2018年から本格的に推進され、昨年10月に韓国国会の韓・英FTA批准同意案の議決を経て、韓国内の手続きが全て完了された状態である。

韓国・EU間のFTA体制による恩恵関係がそのまま維持されるのが、韓・英FTAの核心である。言い換えれば 英国がEUと決別しても、韓・英間の貿易環境は これまでの韓・EUのFTAと差がないという意味である。

ただ 韓国内のデリケートな事案である農業を保護するために、牛肉・豚肉・リンゴなど9品目に対する農業緊急輸入制限措置(ASG)は、EUより低い水準での発動基準を設定した。

韓国産業通商資源部の関係者は「両国間における交易の安定性、持続性が(維持されるよう)準備ができているので、両国の企業が障壁なく交流が可能だ」と語った。

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