「重大災害企業処罰法を制定せよ」…労働団体、ソウル都心を車両行進=韓国(画像提供:wowkorea)
「重大災害企業処罰法を制定せよ」…労働団体、ソウル都心を車両行進=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で新型コロナウイルス感染症の拡散防止に向けた警察とソウル市の禁止通告措置にも関わらず、非正規職共同行動などの労働団体が重大災害企業処罰法(重大災害法)の制定を促し、車両240台を動員した車両デモを行った。

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非正規職共同行動、キム・ジンスク希望バス企画団で構成された‘命を救って死を止める240希望車両準備委員会’は26日、ソウル市ヨイド(汝矣島)の全国経済人連合会館前で記者会見を開き、国会で進捗がない重大災害法の速やかな成立を促した。

両団体は「毎年2400人余りが働いて、労働災害で死んでいく。産業災害で死亡した労働者の多くは非正規職だ」とし「死の行列を防ぐための法的・制度的装置として、重大災害法が制定されなければならない」と主張した。

また、「労災被害者の遺族が断食ストをして、社会的世論が沸騰すると、22日になって(国会が)ようやく法制司法委員会を開いた。年内の制定が不透明な状況」とし「企業経営者の顔色をうかがい、これも実効性のない法案が制定される可能性が高まっている」と批判した。

これと共に、非正規職労働者の復職や解雇禁止も要求した。各団体は「LGツインタワーの清掃労働者80人あまりが集団解雇通知を受け、不当解雇が認められたハンジン(韓進)重工業のキム・ジンスクさんはまだ職場に戻れずにいる」と声を高めた。

これらの団体は記者会見後、コロナの状況を勘案して、当初予定した国会付近のろうそくデモの代わりに、非対面ドライブスルー方式の車両行進デモを行った。国会前を過ぎ、LGツインタワー、韓進重工業本社、ソウル雇用労働庁、大統領府、クァンファムン(光化門)広場まで行進した。

これらの団体は、警察の阻止により全国経済人連合会前で車の行進ができなくなると、国会前を出発した。旗やステッカーなどを貼った車両が3分間隔で1台ずつ出発し、100m以上の距離を維持しながら行進した。行進途中、窓を開けたり車から降りたりする行為はしなかった。

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