政府は無症状の患者を早期に発見できるよう首都圏に臨時の検査所を設けており、釜山市や大邱市など、臨時検査所を設置する自治体も増えている。丁氏は中央防疫対策本部としても検査体制を支援するよう指示した。
一方、飲食店の午後9時以降の営業は持ち帰りと出前のみ認められるにもかかわらず、ひそかに客を入れる飲食店や居酒屋などがあると言及。多くの国民が政府の防疫基準に従う中で、一部でも自身の実利を優先するなら防疫の効果が期待できないと指摘した上で、「防疫当局と各自治体は、共同体の安全を脅かす防疫守則の違反行為に厳正に対処を」と指示した。
丁氏は、例年のように人々が集まりむつまじく年末の1週間を過ごすことが今年は難しいとしながら、公職者に対し「苦難の冬を乗り越えて希望の春に向かう最後の峠と考え、連休期間も力を合わせ防疫の現場を守ってほしい」と呼びかけた。
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