小鹿島病院は、日本植民地時代のハンセン病療養所「小鹿島更生園」を前身とするハンセン病専門治療・療養施設。昨年2月に日本のハンセン病補償法が改正され、1945年8月15日以前のハンセン病療養所「小鹿島更生園」に入所していたハンセン病患者にも補償金が支給されることになった。
大島大使は病院関係者らと歓談し、同院の患者に慰労の意を示したほか、高齢者病棟では患者や看護師、ボランティアらを激励した。
また院生から、資料不備で補償を受けられない30人余りに対し補償措置を取ってほしいと求められると、大島大使は「条件が合えば補償する」という日本政府の立場を説明し、やや時間がかかる部分はあるが、早急に措置を取れるようにすると答えた。
続けて小鹿島で死亡した1万365人の位牌(いはい)が奉られている位牌堂を訪れ献花と焼香を行ったほか、中央公園のハンセン資料室や監禁室、監視室などを視察した。
大島大使は、ハンセン病は深刻な病気だが社会の偏見がさらに深刻だとしながら、社会の偏見と誤解を考え直すきっかけになったと所感を語った。
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