NHKの番組などによると、トヨタ自動車は、イギリスのエンジン工場と乗用車組立工場をそれぞれ22日(現地時間)と23日から稼動を中断すると22日、発表した。
当初24日から年末休業に入る予定だったが、輸送にずれが生じ二日間繰り上げる。フランスでも22日午後と23日操業を中断することにした。
日本経済新聞はこれに対し「部品在庫を多く確保し、生産自体には問題ないが、イギリスとフランス間の物流が途切れることによるさまざまな波長を警戒した措置」と解釈した。
イギリスとヨーロッパ本土を結ぶフランスは21日から48時間、航空と貨物車、英仏海峡のユーロトンネルを通じた移動をすべて閉鎖した。
フランス側からイギリスに行くことはできるが、フランスのトラックは、イギリスから戻って来ることができず、ドーバー港周辺には、貨物トラック数百台が止まっている。
特に31日のブレックシートを控え、英国が交渉なしにEUを離れるノーディール(no-deal)破局に備え、企業が在庫を増やしていたところで混乱が大きかった。
これに関連し、ボリス・ジョンソン英国首相は21日の記者会見でエマニュエル・マクロン・フランス大統領と解決のために協議していると明らかにした。「変異ウイルスに対する不安はよく分かるが、車内で一人座っている人からの感染リスクは非常に低い」と、国境の再開放を催促した。
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