現行の社会的距離確保2.5段階より強化された内容で、韓国政府が社会的距離確保3段階への格上げを躊躇する中、首都圏の地方自治体が先制的措置に乗り出した。
21日、<ニュース1>が会った首都圏の市民らは今回の措置を歓迎しながらも、その効果については疑問を提起した。
ソウル市在住の会社員カン某さん(27)は、5人以上の私的な集まり禁止について「必要な措置だと思う」と話した。カンさんは「人々に集まらないようにというメッセージを伝えることができる。このような状況でも会食やパーティーをする人には必要だと思う」と強調した。
ソウルに住むイ・ミンウクさん(34)も「人々に集まりを制限しなければならないというメッセージとしては意味があると思う」と話した。
ただし、具体的な適用方法に対する疑問も多かった。京畿道ヨンイン(龍仁)市に住むイム某さんは「今の状況ではどんな措置でも取るべきだと思う」と賛成しながらも「カフェ、コンビニ、食堂で正確に、どのように適用されるかは分からない」と疑問を表した。
ソウル市に住む会社員のソ某さん(27)も「強力な措置が必要なことには共感する」としながらも「私的な集まりの基準が曖昧ではないか。会社の同僚が集まり、昼休みに忘年会を開き、重要な会議をしている公式の席だと主張したらどうなるのか」と反論した。
現実にどう適用するかによって効果が変わるという声もあった。
イ某さん(34)は「飲食店で5人以上がダメなら、4人ずつ分かれて座るのはいいということなのか」とし「家で集まれば防ぐこともできない。飲食店はすべてテイクアウトにしない限り、効果はあるのかわからない」と半信半疑だった。
このため、より強力な措置と共に、政府の積極的な取り締まりを強調する声もあった。
会社員のユン某さん(29)は「2人以上の集まりを禁止して、家の外に出るのを最小限にする必要がある」と声を高めた。
京畿道からソウルに通うモク・キヨンさん(34)は「距離確保もいいが、効果を高めるには厳しい取り締まりが必要だ」と話した。モクさんは「いまだに夜9時以降、密かに営業する飲み屋があると聞いている。それなのに取り締まりの話は聞こえてこない」とし「距離確保がよく行われているか、チェックしてこそ効果があると思う」と話した。
今回の措置を受け、集まりを取りやめるという人もいた。会社員のカン某さん(27)は「最終週に高校の同期6人と自宅で集まることにしているが、中止しなければならないようだ」と話した。
会社員のキム某さん(33)は「人事異動の時期だ。会食の代わりに昼食を一緒にしたのだが、それさえもできなくなりそうだ」と残念そうに語った。
特にキムさんは「家族が6人だ。年末を迎えて食堂を予約したが、これをキャンセルしなければならないようだ」とし「結局、予約のキャンセルによって食堂のオーナーだけが苦しくなるだろう」と懸念も伝えた。
オム某さん(27)も「すべての集まりを中止しても構わないが、家族の集まりも容易ではないようだ。年末なのに食堂を経営する方は気の毒だ。賃貸料支援などの政策は必要だと思う」と述べた。
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