朝鮮戦争をどのように呼ぶか、半世紀以上が過ぎた今も名称が定着しておらず混乱が続いている。
 教育人的資源部が2004年4月に確定した教科書編修用語では、1950年6月25日から1953年7月27日までの戦争は「6・25戦争」と称するよう勧告している。教科書編修用語は、教育人的資源部が学界・大学との審議を経て決定したもので、国史や近・現代史教科書はこれに基づき作成されている。

 しかし実際には「6・25戦争」のほかに「6.25事変」「韓国戦争」などさまざまな表現が使われている。朝鮮戦争が始まった6月25日は、多くのカレンダーで「6・25事変日」と記されている。また国立国語院は、「韓国戦争」と「6・25戦争」を広く使われている歴史専門用語として紹介している。

 「6・25戦争」が統一された用語として定着していないため、一般市民の間でも混乱が生じている。国家報勲処のホームページや情報検索サイトには、朝鮮戦争の正式名称を尋ねる書き込みが数多く見られる。

 国立国語院の李相揆(イ・サンギュ)院長は24日、朝鮮戦争を指す用語は国の状況や南北関係の変化に応じ変わってきたが、ある事件を指してさまざまな用語が使われるよりは1つに統合した方がいいとの見方を示した。


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