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韓国 きょうのニュース(12月21日)
◇コロナ新規感染者減少も死者最多 韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から926人増え、累計5万591人になったと発表した。市中感染が892人、海外からの入国者の感染が34人だった。1日当たりの新規感染者数は前日に過去最高の1097人を記録したが、この日は171人減り、6日ぶりに1000人を下回った。ただ、週末は平日に比べ検査件数が少なく、感染者の増加ペースが鈍化したとは言い切れない。また、死者が1日で24人と、最多を更新した。◇ソウル市 23日から「5人以上集合禁止」 ソウル市の徐正協(ソ・ジョンヒョプ)市長権限代行はオンライン会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため23日から来年1月3日まで5人以上の集合を禁じる行政命令を出すと発表した。同措置は屋外・屋内を問わず適用される。ソウル市に隣接する京畿道と仁川市も同措置を実施する。5人以上の集合禁止は新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルのうち最も高い第3段階で適用される10人以上の集合禁止より強い措置となる。◇政府 クリスマス・新年の防疫強化策あす発表 政府は、クリスマスと新年の連休期間の防疫強化策を22日に発表する。「社会的距離の確保」を第3段階に引き上げるか否かにかかわらず取られる措置となり、中央災難(災害)安全対策本部が21日午後に政府、各地方自治体と議論する予定だという。第3段階への引き上げに関して、政府中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)戦略企画班長は「状況を見極めながら議論している」と説明した。◇朝鮮半島平和交渉本部長に魯圭悳氏 北朝鮮核巡る外交担当 外交部は、北朝鮮核問題を巡る外交を取り仕切る同部の朝鮮半島平和交渉本部長に魯圭悳(ノ・ギュドク)青瓦台(大統領府)国家安保室平和企画秘書官を新たに任命したと発表した。魯氏は朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和を目指し、政府を代表して米国、中国、日本、ロシアなど北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の当事国と対北朝鮮政策での連携を図る。政府は米国の新たな外交・安保ラインの構築とともに外交の要職を交代させることで米朝対話に活力を吹き込もうとしているようだ。だが、バイデン政権の対北朝鮮政策基調が依然として不透明であるのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大により対話の環境も整っておらず、新任本部長に課せられた課題の解決は容易ではない。◇安哲秀氏 ソウル市長選出馬で「野党連合政権」に意欲 来春のソウル市長補欠選挙への出馬を宣言した野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表は「次のソウル市執行部は『汎野党連合地方政府』にならなければならない」と述べた。安氏は、当選すれば野党の政治家と専門的な人材を広く登用するとして、連合ソウル市政によって政権交代の足がかりを作るとの考えを示した。安氏の連合市政に対する言及は、最大野党「国民の力」への入党の要求に事前に釘を刺し、党対党の予備選挙を前提とした連帯を模索しようとの考えを示したとも受け止められる。