中央防疫対策本部の鄭銀敬本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
中央防疫対策本部の鄭銀敬本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府・中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は21日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大が続く場合、来週には1日当たり1000人から1200人の新規感染者が発生する可能性があるとの見通しを示した。 鄭氏は1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が先週は1.28になったとした上で、「社会的な距離確保により、人との接触が減って感染者が減少する余地はあるが、ソウル東部拘置所の事例のように大規模な集団感染が起きれば感染者がさらに発生する可能性もある」と説明した。 実効再生産数が1を上回れば「流行持続」、1を下回れば「発生減少」を意味する。 韓国政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、8日から首都圏の社会的な距離確保のレベルを上から2番目の第2.5段階に、首都圏以外の地域は第2段階にそれぞれ引き上げた。鄭氏は「抑制の効果があり、これ以上の急増はある程度防いでいるが、流行のピークを抑え、反転させるほどまでの効果ではないと判断する。注視する必要がある」との認識を示した。
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