死者数は、治療中に死亡した感染者と死後に陽性と判定された人の合計。1日当たりの死者は今月15日(13人)以降、連続で10人を超えている。1週間で累計111人と、これまでの死者(698人)の15.9%を占める。
人工呼吸器と人工心肺装置ECMO(エクモ)による治療が必要な重篤・重症患者の数も増加傾向にある。今月1日の発表では97人だったが、15日に200人を超え、21日には274人となっている。
療養型病院や療養施設などでクラスター(感染者集団)発生が相次いでいることが要因とみられる。これらの施設は、感染すると重症化するリスクが高い高齢者の利用が多い。国内の致死率を年代別にみると、50代以下が0.3%以下にとどまるのに対し、60代は1.05%、70代は5.14%と高く、80歳以上では15.04%に跳ね上がる。
重症患者の受け入れ状況は厳しい。重症患者が即日入院できる病床は20日時点で全国42床と逼迫(ひっぱく)している。新規感染者数が多い首都圏では、仁川市と京畿道が満床で、ソウル市の空きは6床だけ。
一方、全国の感染症専門病院には1516床の空きがある。感染者が隔離生活を送る施設は、さらに5519人の受け入れが可能だ。
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