感染拡大による病床不足の懸念が現実化している=(聯合ニュースTV)
感染拡大による病床不足の懸念が現実化している=(聯合ニュースTV)
◇新型コロナ感染拡大のピーク見えず 政府は抑制に苦心 新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が1100人に迫るレベルまで増え、次第に状況が悪化している。首都圏での防疫対策「社会的距離の確保」を上から2番目の第2.5段階に引き上げてから2週間になるが、感染者はむしろ増加し続け、1日当たりの感染者数は16日から5日連続で1000人台を記録した。政府は首都圏に設置した臨時検査所で感染者を発見することに注力すると同時に、社会的距離の確保を最も高い第3段階に引き上げることなく感染拡大を抑える方策を巡って苦心している。 ◇政府 防疫レベル引き上げに慎重「ロックダウンは考えず」 政府は、新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを引き上げることなく感染拡大を抑制することが重要だとして、国民が各自防疫に協力するよう呼びかけた。朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官が20日の定例会見で述べた。政府は1日当たりの新規感染者数が第3段階の基準(全国で800~1000人以上、または感染者の急激な増加)に該当することから、関係官庁などと第3段階への引き上げも議論しているが、社会的・経済的被害を懸念して慎重な姿勢を維持している。朴氏は「現在、地域間の移動制限などの『ロックダウン』は考えていない」と述べた。◇安哲秀氏がソウル市長選出馬宣言 「反文在寅」掲げ野党連帯の主導権争いへ 野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表が20日、来年4月のソウル市長補欠選挙への出馬を宣言し、「反文在寅(ムン・ジェイン)連帯」を掲げて最大野党の「国民の力」と候補統一擁立に乗り出す意向を表明した。ソウル市長選を機に野党連帯の枠組みを作り、2022年の大統領選につなげる構えとみられる。これにより、野党連帯の主導権を巡って安氏と国民の力との間で駆け引きが行われることが予想される。◇高真栄が米女子ゴルフ今季最終戦V 2年連続賞金女王に  女子ゴルフ世界ランキング1位の高真栄(コ・ジニョン、25)が21日(日本時間)にフロリダ州ネープルズのティブロンGC(パー72)で行われた今季最終戦、CMEツアー選手権の最終ラウンドを6アンダー、66で回り、通算18アンダー、270で優勝し、米ツアー通算7勝目を挙げた。優勝賞金110万ドル(約1億1400万円)を獲得した高は今季の獲得賞金が166万7925ドルとなり、昨年に続き賞金女王の座に就いた。今季は新型コロナウイルスの感染拡大で11月からわずか4試合に出場し賞金女王となった。
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