コロナ対策模範国だったタイ、感染者急増に一部地域封鎖＝韓国報道

東南アジアのコロナ対策模範国であるタイが、最近コロナ感染者の急増によりいくつかの地域を封鎖した。

ブルームバーグ通信によると、タイは20日（現地時間）、自国内で689人の新規感染者が発生し、バンコク近くの海岸に位置するサムットサーコーン県を封鎖した。

タイの新規感染者の大半は、ミャンマーから来た移住労働者であることが明らかになった。サムットサーコーン県には約6000個の工場があり、タイ最大の水産物市場が位置している。

現地の保健当局は、「移住労働者たちは、狭く密接な接触が頻繁に発生する交通手段を利用する」と封鎖の背景を説明した。

この地域の学校は14日間休校し、全ての労働者は家に留まる通知を受けた。バンコクで新たに入ってくる移住労働者たちは、コロナの診断検査を受けることになる。

タイは中国の次にコロナ感染が報告された国だ。徹底した対策により今までに発生した累積感染者は4907人に過ぎなかった。タイ政府もコロナ対策模範国という評価を受け、観光業の再開を期待している状況であった。

今回、タイで発生した集団感染は、67歳の水産物事業者が感染経路が不明のコロナに感染したことから始まった。