21日、韓国中央防疫対策本部によると、前日(20日)午前0時基準での国内の新規感染者は1097人と伝えられた。国内の新規感染者は16日、1078人だった後、5日連続で1000人台増加を記録し第3次大流行といえる状況である。
南側の感染拡大が収まらず、北朝鮮の状況にも関心が集まっている。北朝鮮は国内感染者は「0人」という主張を続けている。
今月9日、世界保健機関(WHO)の「南-東アジア地域コロナ19週間の状況報告書」によると、北朝鮮は最近、約1万8000回のコロナ検査を実施したが、感染報告事例はないと伝えた。一人も感染者が出なかったという主張を固持しているのだ。
しかし北朝鮮は、韓国側の感染状況が悪化していった今月初め、コロナ対策を最高水準の「超特級」に引き上げた。これにより、北朝鮮は国境と地面、海上、空中をはじめとするすべての空間を封鎖し、会議や学校授業なども中止して非対面で実施している。
専門家らは、北朝鮮が最近、コロナ対策を最高段階に引き上げ、コロナ感染状況は相当のものだという見方も出ている。
ジョセフ・デトラニ元国務省対北朝鮮交渉特使は17日、「2020グローバルインテリジェンスサミット」で、「北朝鮮では正式発表された感染者はいないが、多くの人は北朝鮮が大きな打撃を受けていると推測している」とし「北朝鮮の医療システムは良くはないため、深刻なコロナ被害を被っていると推定する」と述べた。
国際機関もコロナにより、北朝鮮が封鎖措置に乗り出しつつ、住民の食糧難など、経済にも悪影響を及ぼすことへの懸念を明らかにしている状況である。
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