「これ以上殺さないで」…正義党「年内に重大災害法制定を切実に訴える」=韓国(画像提供:wowkorea)
「これ以上殺さないで」…正義党「年内に重大災害法制定を切実に訴える」=韓国(画像提供:wowkorea)
正義党が与野党に対し、重大災害企業処罰法(重大災害法)の年内処理を訴えた。クリスマスの25日前に常任委員会の審査を行い、31日前に本会議を開こうということだ。

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カン・ウンミ(姜恩美)正義党院内代表は、重大災害法制定要求断食スト10日目の20日、国会本庁前で対国民記者会見を開き、「国会議長と共に民主党、国民の力の院内代表は、25日以前に小委員会と常任委員会論議となるよう、31日以前にワンポイント国会を開くよう議事日程を協議してくれることを切実に要請する」とし「年内に重大災害法制定に臨んでくれることを切実に訴える」と明らかにした。

姜院内代表は「1年に10万人の労働者が仕事をしていて怪我をする。約2000人の労働者が仕事をしていて死亡する」とし「10年なら100万人が怪我をして、2万人が死亡する」と述べた。

さらに「事故の時間と場所が変わるだけで、事故の形態は恐ろしいほどに繰り返されている」とし「労働者が死んでもわずか0.5%だけが実刑を言い渡され、450万ウォン(約41万7千円)ほどの罰金だけ払えばいい状況をもたらした大韓民国の現実」と指摘した。

姜院内代表は重大災害法に対する批判世論を狙って「この法が作られると企業の活動が萎縮すると反対する言葉が多い。だから企業活動のために、労働者の死は甘受しろということなのか」とし「労働者の生命は企業の営業利益よりも取るに足りないものなのか。死んでもいい命があるのか」と批判した。

続いて「国民の皆さん、そして与野党に切実に訴える」とし「もうこの無惨な死の行列を止めてほしい」と述べた。

姜院内代表は、共に民主党と国民の力、両党にも重大災害法処理に向けた議事日程の協議を要請した。

姜院内代表は「執権与党は180議席に近い議席を国民が集中させてくれたものという気概で21代国会を運営してきた。しかし、なぜ生命と安全のための法案の前ではためらうのか、多くの国民が疑問を持つようになったという事実を肝に銘じなければならない」とし「野党を口実に、これ以上議事日程を遅らせてはならない」と皮肉った。

また国民の力に向けても「国民の生命と安全問題を対与党勢力争いの犠牲と考えるな」とし「非常対策委員長の約束と自党議員が発議した法案が、世論に押されて仕方なかった政治的ジェスチャーではないということを行動で見せてほしい」と促した。

姜院内代表と共に断食スト中の故キム・ヨンギュンさんの母親キム・ミスクさんもこの日の記者会見で、「経済成長云々を言い、企業と政治が結託して、企業の利潤だけを極大化させようと人の命を投げ捨てている。企業家たちには数十年間、殺人免許を与えたも同然だ」とし「子を失い、家族を失った遺族は血を吐く心情でこの法が完全に制定されることを願う」と訴えた。

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