電動キックボード、大学内では速度25kmに制限…保護具を着用=韓国(提供:news1)
電動キックボード、大学内では速度25kmに制限…保護具を着用=韓国(提供:news1)
今後、大学内で電動キックボードを利用する際は保護具を着用して時速25km以下で運行し、駐車も専用エリアにしなければならない。

文部科学省は大学の意見をまとめ、上記に内容を盛り込んだ「大学内の個人型移動装置安全管理規定」を作成したと20日明らかにした。大学で電動キックボード、電動バランススクーターなどの個人型移動装置の事故が増加し、利用者の安全性と事故の発生を防止するために規定を設けた。大学は文部科学省が用意した規定に基づいて、独自の規定を設けて実施する予定である。

行政安全部によると、最近4年間(2015〜2018年)に大学で発生した個人型移動装置の事故は全528件である。3月基準の大学内の個人型移動装置の事故が2015年の14件から2018年の233件に増加した。走行中に車両と衝突、減速帯にぶつかっての転倒など負傷者が発生するほか、充電中の火災が発生するなどした。

文部科学省が作成した規定に基づいて、今後は個人型移動装置の利用者は、大学内でも自転車専用道を優先利用しなければならず、人命保護具を義務的に着用しなければならない。最高速度も時速25km/以下に制限される。

また、大学は講義棟周辺に専用エリアを設定して無分別な駐車を防ぎ、個人型移動装置専用通路を試験的に設置した。危険区域では通行路と歩道を分離しなければならない。

これと同時に、大学内で個人型移動装置を使う大学生および関係者は、個人所有の移動装置を学校に登録する必要がある。充電中の火災事故を防ぐために公共充電ステーションを設置して指定された場所でのみ充電できるようにした。

文部科学省は、国立大学施設の予算配分と来年実施する大学基本力量診断評価時に「大学の安全指標」を反映して実効性のある安全管理システムを構築する予定である。教育施設法を改正して法的根拠を整え大学総長の責務も強化する。

イ・スンブク文部科学省教育安全情報局長は「個人型移動装置の安全管理規定により、大学内の道路での安全基準を提示し、今後、中長期的な観点から道路交通法の適用の死角地帯である大学内の道路に適した法令改正を通じて、大学内の歩行者と利用者の保護義務を強化する」と述べた。
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