韓国首相「3段階引き上げ、社会的共感が確保されなければ…必要な時期に決定」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「3段階引き上げ、社会的共感が確保されなければ…必要な時期に決定」(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相は18日、社会的距離の確保を3段階に引き上げる案について「国民の共感と参加なしには距離確保自体が空虚な措置であるだけに、社会的共感が十分に確保されなければならない」とし、「緻密に準備し、必要だと判断される時点で果敢に決定する」と明らかにした。

 丁首相は同日午前、ソウル市庁で新型コロナウイルス感染症対応のための中央災難(災害)安全対策本部会議を主宰し「最近1週間の1日平均感染者数が900人を超え、全国3段階引き上げに対する社会的な関心が高い」と述べた。

 彼は「まず、現在の距離確保段階をきちんと実践することが急務だという判断から、全ての行政力を投入し、社会的実践力を高めることに集中している」とし、「状況によっては3段階の引き上げも迅速に決断しなければならないため、関係省庁と自治体、専門家の意見を幅広く聴取している」と説明した。

 続けて「距離確保3段階になれば、約200万か所の営業所や施設が閉鎖されたり、運営が制限される」とし、国民の共感を形成することが重要だと強調した。

 さらに「政府の防疫網をくぐり抜けるために、形式的に業種だけを変えて変則的に営業を続けようとする試みが増えているという」とし、「新型コロナウイルスで全国民が不便を甘受し、防疫に力を入れている状況ではこうした行動は決して容認できない」と指摘した。

 丁首相は「防疫当局と各自治体は厳格な法適用を通じて、防疫のすき間を狙う不法行為を徹底的に遮断してほしい」とし、「精密防疫の趣旨通り現場の実態を把握して、自由業種など防疫の死角地帯対策を徹底して講じてほしい」と注文した。

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