米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”によると、ヴォルカン・ボズクル国連総会議長は16日(現地時間)に開かれた本会議で、北朝鮮人権決議案が採択されたと宣言した。
ボズクル議長は、第3委員会で決議案を評決なしに採択し、本会議でも同じ方式で通過したと説明した。
これにより 北朝鮮人権決議案は、2005年から16年連続で 国連総会本会議で採択された。特に2016年から今年まで、5年連続 評決なしに合意方式で採択された。
今年の北朝鮮人権決議案は、ヨーロッパ連合(EU)が作成し、米国と英国、日本、スウェーデンなど58か国が共同提案国として参加した。
この決議案は、拷問と性暴力、恣意的な拘禁、政治犯収容所の実態と組織的拉致、宗教集会自由の制限など、広範囲にわたった北朝鮮の人権問題を指摘している。
特に 新型コロナウイルス感染症の悪影響と、このことによる北朝鮮の人権状況の悪化に対する深刻な憂慮が盛り込まれている。
北朝鮮のキム・ソン(金星)国連大使は、今回の決議案が政治的動機により北朝鮮を挑発するものだと主張し、断固として反対すると反発した。
一方 中国、イランなど一部の国々は、政治化と選別性、二重基準などを批判し、合意方式によって決議案を採択することに参加しないと伝えた。
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