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今年の訪韓外国人 250万人の見通し=88年以来の低水準に
【ソウル聯合ニュース】今年韓国を訪問した外国人が1988年以来の低水準になる見通しであることが15日、分かった。 海外に出国した韓国人はアジア通貨危機直後の98年以来の低水準になるとみられる。 文化体育観光部と韓国観光公社によると、今年1月から10月までに韓国を訪れた外国人は前年同期比83.6%減の239万5010人だった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、各国が出入国を制限したことが影響した。 訪韓外国人は今年1月の127万3000人から、2月には68万5000人、3月には8万3000人に減少した。7月から10月までは月6万人台だった。 12月までこのような傾向が続けば、今年の訪韓外国人は250万人程度になるとみられる。これはソウル五輪が開かれた88年の234万462人以来の低水準。 文化体育観光部と韓国観光公社は年初、今年の訪韓外国人が2000万人を超えると予想していた。昨年、過去最多の1750万人を記録し、今年も増加が続くと予想したが、新型コロナの感染拡大が影響した。 今年1~10月の訪韓外国人を国・地域別にみると、中国からは前年同期比86.6%減の66万9000人、日本は84.5%減の42万9000人、米国は77.9%減の19万5000人、台湾は84.4%減の16万6000人だった。 海外へ出国した韓国人も急減し、22年ぶりの低水準になるとみられる。今年1月から10月までに出国した韓国人は412万4000人で前年同期比83.0%減った。このような傾向が12月まで続けば、今年の出国した韓国人は420万人程度になるとみられる。98年に前年比32.5%減の306万6926人を記録して以来の低水準となる。 今年1~10月の観光収入は65億8870万ドル(約6842億円)、観光支出は92億7830万ドルで観光収支の赤字は26億8960万ドルだった。