ソウル駅広場の臨時診療所=14日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅広場の臨時診療所=14日、ソウル(聯合ニュース)
◇「安心のため」 新型コロナ臨時検査所に長蛇の列 14日午前、ソウル駅広場に設置された新型コロナウイルス検査のための臨時診療所の入り口には順番を待つ人の列が絶えない。厳しい寒さの中、診療所を訪れた人々は2メートルずつ間隔をあけて並んだ。20代から40代初めとみられる人が多く、ソウル駅という特性上、スーツケースを持った人が通りがかったついでに検査を受ける場合もあった。職場で感染者が発生したという20代の女性は、感染していないと思うが検査を受けに来たとし、検査を受けた方が「安心できそうだ」と語った。政府は同日から来月3日までを「集中検査期間」に定め、首都圏の150カ所に設置した臨時診療所で無料検査を実施する。検査を受けやすくして無症状の感染者を早期に見つけ出すことを目的とする。◇3回目のコロナ支援金・100万人雇用 早期執行を指示=文大統領 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(大統領府)で開いた首席秘書官・補佐官会議で、「新型コロナウイルス感染拡大の阻止と経済回復に全力を尽くす」とし、政府が緊急雇用対策として100万人以上を直接雇用する計画を新年早々に執行するよう指示した。また、自営業者らへの支援についても、3回目の緊急災難(災害)支援金を速やかに給付するよう指示した。◇新型コロナ感染者急増 首都圏で重症病床が不足 国内で新型コロナウイルス流行の「第3波」が本格化しているが病床不足が解消されずにいる。政府の中央事故収拾本部によると、13日現在、重篤・重症患者がすぐに入院できる重症患者治療病床は全国で48床にとどまる。防疫当局が重篤・重症患者のために確保した病床(541床)の8.9%にすぎない。最近の感染者の70%以上は首都圏で発生したが、首都圏の状況はさらに深刻だ。すぐに使える重症患者治療病床はソウル市に5床、仁川市に3床の8床だけだ。◇文大統領の支持率36.7% 再び最低更新 世論調査会社、リアルメーターが14日に発表した文大統領の支持率は前週より0.7ポイント下落の36.7%だった。2連続で30%台にとどまり、就任後最低を再び更新した。不支持率は0.8ポイント上がった58.2%。
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