米FDAファイザーワクチンの承認に各機関準備=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米FDAファイザーワクチンの承認に各機関準備=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国食品医薬品局(FDA)がファイザー新型コロナワクチンの緊急使用の承認を決定し、現地の保健当局と物流会社、医療機関が接種準備の大詰めに乗り出したとロイター通信が11日(現地時間)報道した。

FDAはワクチン・生物医薬品諮問委員会の緊急使用の承認勧告に基づいて、この日ファイザーワクチン緊急使用の承認を出した。

これにより、物流会社は、慌ただしくワクチン出荷の準備をしている。フェデックスなどは、数百万回分のワクチンを全国に出荷する準備を終え、他のどんなものよりもワクチン配送を最優先にすると発表した。各地の保安官もワクチン配送トラックを外部の脅威から安全に守る役割を担う予定である。

ニューヨーク市はこの日、市庁の向かいにワクチン指揮本部を開設し、市全域のワクチン流通を統括するようにした。ビル・デブラシオニューヨーク市長は、少数民族の居住地域まで気を遣っていくと発表した。

医療機関も準備万端だ。ワクチン最優先普及機関として指定されたインディアナ大学医療センターの医療陣は、実際の接種状況に備えてリハーサルを終えた。クリスティン・ケリーインディアナ医療センター感染予防局長は「万全な準備をしている」と自信を見せた。

米国に初めて配布されるファイザーワクチンは全290万回分である。 第1次接種対象者は、長期療養施設に居住の高齢者と医療スタッフである。

しかし、一般人まで接種を受けるためのワクチンが確保されるまでには数か月はかかるという見通しが出ている。ブレット・ジロワー米保健省次官補はフォックスニュースのインタビューで、「ワクチンを希望するアメリカ人は、来年5〜6月頃に接種することができるだろう」と発言した。

国際統計サイトによると、12日現在、米国内の新型コロナウイルス累積感染者は1629万5714人と集計され、このうち、30万2762人が死亡した。
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