社会的距離確保3段階に格上げか…丁国務総理、防疫当局に意見収集を指示＝韓国

韓国のチョン・セギュン（丁世均）国務総理は12日、新型コロナウイルス感染症緊急防疫対策会議を開き、社会的距離確保を格上げするかどうかについて意見を収集するよう指示した。

さらに、コロナが拡散傾向にあるため、丁国務総理は毎日、中央災難安全対策本部会議を開催することにした。

国務調整室によると、この日の会議で距離確保の段階調整について意見が提示された。これに対し丁国務総理は「防疫対策本部（疾病管理庁）と中央事故収拾本部（福祉部）から距離確保の段階調整に関し、首都圏の自治体と民間専門家などの意見を収集するように」と指示した。

この日の会議では、△首都圏におけるコロナの現況および対策、△病床確保など、緊急対応計画について話し合った。

丁国務総理は‘感染した場合、1日以内に病院や生活治療センターで、政府の医療サービスを受けるようにする’という原則の下、生活治療センターと病床確保に公共部門と民間部門の資源を総動員するよう指示した。

この日の会議で国防部、雇用部、報勲処、警察庁などは、国家が運営する病院や研修施設、そして人材などをコロナ対応に支援する方案を報告した。

これを受け、政府は13日午後3時、丁国務総理主宰のコロナ中央災難安全対策本部会議で、病床および生活治療センターの現状や確保計画を具体的に確定し、発表することにした。

丁国務総理は「政府および中央災難安全対策本部の力量を総動員し、今回の危機を必ず克服しなければならない」とし「今のような非常時には普段とは違う基準で決定し、支援しなければならない」と強調した。

丁国務総理は今後、毎日コロナ中央災難安全対策本部会議を開催して状況を点検し、迅速に対策を講じることにした。