モーションコールボタンは、手を上下に動かせば特殊モーション認識センサーが働き、ボタンに触れずにエレベーターを呼ぶことができるというもの。先月6日に開業したソウル近郊、京畿道・南楊州のアウトレットモール「現代プレミアムアウトレット・スペースワン店」内のエレベーター5基に設置された。
現代エレベーターの関係者は「当初は一般のボタンが設置される計画だったが、新型コロナウイルス感染症を踏まえて顧客と検討した結果、モーションコールボタンと(非接触で目的階を設定できる)タッチレスボタンを設置することになった」と説明している。
エレベーターの最大市場である中国でも初の受注に成功した。同社によると、大連に建設中の高級マンション「新星公館」のエレベーター20基にモーションコールボタンを採用することが決まっているという。
同社の関係者は「新型コロナの影響で、利用者だけでなく建設会社や管理会社もエレベーターの非接触技術への関心を強めている」と説明。モーションコールボタン、タッチレスボタンをはじめ、スマートフォンの近距離無線通信「ブルートゥース」機能を使ってエレベーターを呼ぶ自社の「Hモバイルスルー」などの非接触技術がエレベーター産業のニューノーマルになるだろうと期待を示した。
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