韓国外務次官、現職最後の訪韓ビーガン氏へメッセージ「次期政権、懸け橋に」

韓国外交部（外務省に相当）のチェ・ジョンゴン第1次官が9日、訪韓中のスティーブン・ビーガン国務副長官兼北朝鮮担当特別代表と会談に臨み、米韓間の協力の成果が次期政権にも続いていくよう「懸け橋になってほしい」と伝えた。

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　チェ次官は同日午前、ソウル市内にある外交部庁舎でビーガン副長官と米韓外交次官会談をおこない、ムン・ジェイン（文在寅）政権発足後の3年半、両国政府が様々な成果を共に達成したことを高く評価し、このように述べた。

　この席でチェ次官は「（ビーガン副長官が）在任した約2年間、トランプ政権と文政権は多くのことを成し遂げた」とし、「韓米は、朝鮮半島の平和に向かう不可逆的な道を歩みはじめ、北朝鮮も我々と同じくらい、そのことをよくわかっていると確信する」と言及。

　これに、ビーガン副長官も3年間で米韓両政府が導いた成果は「非常に印象的」と評価し、「政権交代とは関係なく米韓間の信頼と協力は確固たるものであり、朝鮮半島情勢と同盟懸案の安定した管理のために共に最善を尽くそう」と強調した。

　一方、ビーガン副長官はこの日の会談を前に、ハリー・ハリス駐韓米国大使、ロバート・エイブラムス駐韓米軍司令官らと業務朝食を共にした。ハリス大使はTwitter（ツイッター）を通して「エイブラムス駐韓米軍司令官とビーガン副長官を招待し、業務朝食を共にすることができてよかった」とし、「韓国で服務中の駐韓米軍関係者ら全員に感謝申し上げる」と投稿した。