韓国政府が4400万人分の新型コロナウイルス予防ワクチンを確保した(イラスト)=(聯合ニュース)
韓国政府が4400万人分の新型コロナウイルス予防ワクチンを確保した(イラスト)=(聯合ニュース)
◇新型コロナワクチン4400万人分確保 来年後半から接種か 政府が4400万人分の新型コロナウイルス予防ワクチンを事実上、確保した。韓国の人口の88%が接種可能な分量だ。実際の接種は高齢者や医療従事者を優先に来年後半ごろから始まる見通しだ。保健福祉部によると、全世界へのワクチン供給の枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて1000万人分を確保し、海外製薬会社から3400万人分のワクチンを購入する。ワクチン供給に合意した製薬会社は英アストラゼネカ、米国のファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下のヤンセンファーマ、モデルナの4社。ワクチンは来年2~3月から段階的に韓国に輸入される予定だ。接種開始時期は未定だが、防疫当局は先ごろ「接種のシステム準備や副作用の分析にかかる時間を考えると、来年下半期からの接種が合理的だ」と説明している。◇文大統領 CPTPPへの加盟検討を表明  文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「貿易の日」の記念式典で演説し、「(新型)コロナ以降、回復する市場を先取りするため全ての国が激しく競争し、保護貿易の風が吹き荒れると思う」との認識を示した上で、「市場の多角化を必ず実現しなければならない」と述べ、「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)」の加盟を検討していく考えを明らかにした。文大統領がCPTPPへの加盟に言及するのは初めて。◇ソウル市 コロナ専用診療所の運営時間延長 ソウル市は新型コロナウイルスの感染再拡大に積極的に対応するため、保健所に設けられた検査を行う専用診療所の運営時間を平日は午後9時まで、週末は午後6時まで延長することを決めた。同市のパク・ユミ防疫統制官(市民健康局長)がオンライン会見で明らかにした。このほか、しばらく運営を中止していたドライブスルー(自動車移動)式の専用診療所も設置する。パク氏は「無症状でも検査を望む市民は7カ所の市立病院を訪れれば誰でも無料で検査が受けられる」として、感染が疑われる場合はすぐに検査を受けてほしいと呼びかけた。◇ソウル市長・釜山市長選まで4カ月 立候補登録の受け付け開始 中央選挙管理委員会は、来年4月7日に投開票が行われるソウル市長補選と釜山市長補選の立候補者の予備登録受け付けを開始した。ソウル市長補選は与党「共に民主党」から禹相虎(ウ・サンホ)国会議員、朴柱民(パク・ジュミン)国会議員の出馬が確実視されている中、世論調査でトップに立つ朴映宣(パク・ヨンソン)中小ベンチャー企業部長官は出馬を巡って悩んでいるとされる。釜山市長候補には共に民主党の金栄春(キム・ヨンチュン)国会事務総長、金海永(キム・ヘヨン)前国会議員らのほか、辺城完(ピョン・ソンワン)釜山市長権限代行、朴仁映(パク・イニョン)前釜山市議会議長などの名前が挙がっている。
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