1日当たりの新規感染者数は先月中旬から急速に増え続け、今月に入ると600人を超えた。この日は前日(615人)に比べると21人減ったが、依然として高水準だ。
政府は8日、首都圏の防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを5段階のうち上から2番目の第2.5段階に、首都圏以外は第2段階に引き上げた。これから3週間、防疫を強化し、感染拡大を食い止める構えだ。
新規感染者のうち市中感染は566人で、前日から14人減少した。地域別にみると、ソウル市が212人、京畿道が146人、仁川市が27人で、首都圏が385人と6日ぶりに400人を下回った。
首都圏以外の地域では、蔚山市が61人、釜山市が25人、忠清南道が15人、全羅北道が13人、慶尚南道が12人、光州市と大田市、忠清北道がそれぞれ10人、江原道が8人、全羅南道が7人、慶尚北道が5人、大邱市が3人、済州道が2人だった。
ソウル市では、繁華街の梨泰院でカードゲームを楽しめる飲食店を中心にした新たなクラスター(感染者集団)が発生した。また、鍾路区の飲食店に関係した感染者が112人に増えた。蔚山市では療養型病院に関係する感染確認が続いている。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは28人で、前日に比べ7人減った。7人は空港や港湾での検疫で判明し、21人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から3人増えて計552人となった。韓国国内の平均致死率は1.42%。
7日の検査件数は1万1949件だった。平日の半分程度で、週末だった前日に比べても2560件少なかった。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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