ビーガン米国務副長官(写真共同取材団=資料写真)=(聯合ニュース)
ビーガン米国務副長官(写真共同取材団=資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国の北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン国務副長官が8日午後、韓国を訪れる。米国は来年1月に新政権発足を控えており、北朝鮮担当特別代表としてのビーガン氏の訪問はこれが最後になる見通しだ。朝鮮半島問題に対しどのようなメッセージを発信するか、関心が集まる。

チェ・ジョン の最新ニュースまとめ

 ビーガン氏は8日午後遅く、ソウル近郊にある在韓米軍の烏山空軍基地に専用機で到着する予定。ウォン北朝鮮担当特別副代表や国家安全保障会議(NSC)のフッカー朝鮮部長らが同行するとされる。

 ビーガン氏は9日午前に韓国外交部で崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官、午後は李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とそれぞれ会談する。具体的な懸案を話し合うというよりは、これまでの協議を振り返る場になりそうだ。韓国政府はビーガン氏のこれまでの活動に感謝する一方、米新政権発足後も韓米が緊密に協力できるよう円滑な引き継ぎを求めるとみられる。

 ビーガン氏は李仁栄(イ・イニョン)統一部長官、情報機関の国家情報院と青瓦台(大統領府)高官とも会談する見通しだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬訪問する可能性もある。

 10日は民間シンクタンク、峨山政策研究院での公開講演が予定されている。

 滞在最終日の11日には康京和(カン・ギョンファ)外交部長官主催の夕食会に出席する。康氏は、韓米関係発展と朝鮮半島平和プロセス進展に向けたビーガン氏の取り組みに謝意を伝える予定だ。


Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40