防衛事業庁は21日、トルコの国防省が韓国製の軍用航空機KT-1の輸入に向け、韓国航空宇宙産業との交渉に着手すると明らかにした。KT-1は、国防科学研究所の主導下に1998年に開発された。量産第1号機が2000年11月に実戦配置され、現在は空軍で85機を運用中だ。

防衛事業庁関係者は、トルコに30機以上のKT-1が輸出される予定だとした。海外販売はインドネシアに12機を輸出して以来、2国目だという。

 KT-1は、最高速度が時速574キロメートル、エンジン推進力が950馬力、上昇高度9000~11000メートル、垂直起動や転回や急旋回も可能だ。

 このほか、国防科学研究所が12年間で2000億ウォンを投じ開発した次世代戦車XK2の技術もトルコに輸出される予定だ。防衛事業庁関係者によると、トルコの次世代戦車事業を主管するオトカーが、国防科学研究所と防衛産業企業ロテムとの交渉に近く着手する。

 次世代戦車は1台当たり83億ウォン程度になる。戦闘重量55トン、主砲120ミリメートル滑降砲、エンジン1500馬力、深さ4.1メートルの潜水渡河、最高速度は時速70キロメートルで、化学・生物・放射能兵器に対する防護機能も備えている。次世代戦車技術の輸出は1~2年内に可能になる見通しで、KT-1とXK2の輸出額は総額5000億ウォン以上に上るとみられる。防衛事業庁が今年目標に掲げる輸出額は3400億ウォンだ。

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