北朝鮮は新型コロナ感染者「0人」を誇示しているが、防疫レベルが過度に高まっている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は新型コロナ感染者「0人」を誇示しているが、防疫レベルが過度に高まっている(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は、今年初めの新型コロナウイルス感染症の拡散以降 ずっと感染者「0人」を主張し、新型コロナの“清浄国家”を誇示している。しかし 連日 高まっている防疫のレベルは、北朝鮮内部の状況が安定的ではないということを示唆していると解釈できる。

朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は今日(7日)、3面のほとんどを使って 防疫事業に総力を傾けることを強調した。ある紙面のほとんどを使って、新型コロナの非常防疫の重要性を伝えることは、今年の新聞では“公式化”されたようにみられることである。

去る5日(現地時間)カン・ギョンファ(康京和)韓国外相は「北朝鮮は依然として、新型コロナの感染者が全くいないと主張しているが、信じがたい」とし「全てのシグナルは、北朝鮮政権が新型コロナの統制に集中していることを示している」と語った。

北朝鮮当局は内部の感染者がいないと伝えながらも、新型コロナに関する過度な統制に乗り出す姿をみて、カン外相が「異常な状況だ」という考えを明らかにしたものである。

特に 最近の外国人への退去措置は、北朝鮮による今年の防疫事業の中でも かなり異例な措置である。

米国ラジオ放送局“自由アジア放送(RFA)”は6日付けの報道を通じて、ピョンヤン(平壌)に常駐していた外交官と国際救護機構の職員たちが、新型コロナにより北朝鮮を出ることになり、現在は 国際救護機関の外国人職員3人だけが残っていると伝えた。

一部では 北朝鮮内部に特別な“危険”がなければ、外国人を無理に撤退させる必要がないという分析から、最近 “感染の疑われる患者”が急激に増えているのではという可能性があげられている。

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