統一部当局者は今回の面談が実現した背景について、「北民協側の要請があり、(南北)人道協力に関連し意見の伝達をしたいとの意思を示した」と説明した。
北民協は対北朝鮮人道支援の民間団体協議体だ。
今年7月27日に就任した李長官は、業務開始から4日目の7月31日に北民協の関係者らに会っている。当時も李長官は南北間の人道的交流協力を強調し、「真っ先にすることは(南北)対話の復元」だとし、「人道的交流協力をすぐに再開しようと思う」と話している。
今回の面談では、李長官と北民協の役員が新型コロナウイルスをはじめとした北朝鮮との保健・防疫協力などの人道的協力に対するさまざまな意見を交換するものと予想される。特に、北朝鮮が強く国境を封鎖している状況での解決方案などが言及されるものとみられる。
李長官は前日に開催された「生体代のためのPLZフォーラム」に出席し、講演を通じ「保健・医療、災害・災難、気候・環境分野の人道協力構想を通じ、生命安全共同体に向けた南北協力の出入り口を作っていく」とし、「新型コロナウイルスを中心とする保健医療分野で南北協力が実現すれば、北朝鮮も経済や民生を犠牲にして防疫のために協力な封鎖を実施しなくてもよくなるだろう」と述べた。
そして、「世界的に認められたわれわれのK防疫などの効果的なシステムで南北間協力をしようというのは、単に北朝鮮だけを助けようとするものではなく、南北が一つの生命安全共同体として結ばれているということを意味する」とし、「こうして始まる南北の協力が食糧・肥料などの民生協力につながり、鉄道・道路などの公共インフラの協力に拡張されることを望む」と強調した。
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