韓国の京畿道「簡易ウエットティッシュも『プラスティック』素材…使用自粛を」(画像提供:wowkorea)
韓国の京畿道「簡易ウエットティッシュも『プラスティック』素材…使用自粛を」(画像提供:wowkorea)
韓国の京畿道が環境に有害であるにも関わらず特段の規制もなしに使用しているウエットティッシュの削減に乗り出した。

 お土産にウエットティッシュを提供する行為を自粛するように公共機関に求める、使い捨てコップや容器などの使用制限一回用品のリストにウエットティッシュを追加するよう政府に建議した。

  3日、京畿道によると最近このような内容を含めた「ウエットティッシュ使用管理改正法案」を作り、制度改革と一緒に道民の認識改善キャンペーンなどを推進する方針だ。

  一部溶けるウエットティッシュがあるが、ほとんどのウエットティッシュの原料はプラスチックの一種であるポリエステルを使用して作られており、一度の使用で捨てられる製品の特性上、プラスチック廃棄物が増加する原因になっている。

 特に韓国ではウエットティッシュが化粧品などに分類されており、またエコ製品として宣伝をする場合もあるため、過度な消費を煽っている。

 このような状況にも関わらず、使い捨てコップやビニール袋など、使い捨て用品に対する政府の規制はあるが、ウエットティッシュは使い捨て用品に指定されておらず、廃棄物管理の盲点に置かれていている。

 また、ほとんどが水に溶けない材質で作られたまま便器に捨てられる場合も多く、排水管のつまりの主な原因になっている。

 京畿道は公共分野からウエットティッシュの利用を減らすことにして、10月末、京畿道庁実務部署と市・郡、傘下の公共機関などにウエットティッシュ使用の削減協力を要請する公文書を送った。

 また、ウエットティッシュ使用削減運動が全国に拡大されるよう、廃棄物負担金の賦課対象及び使い捨て用品のリストに、ウエットティッシュを追加で指定する内容の制度改革案を10月23日環境部(環境省に相当)に提出した。

 京畿道関係者は「公共機関が率先垂範として、使い捨てウエットティッシュの使用を減らす文化が定着するように市・郡、傘下の公共機関などに協力をお願いした。」とし「道民の対象では布巾、雑巾などの代替え用品を使用するなど、ウエットティッシュを使いすぎないように自発的に使用を減らす実践を呼びかけていく」と話した。

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